弊社、代表取締役社長 北原ジャクソン友(通称:ジャクソン)が日頃から感じる様々な出来事や、数多くのセミナーを参加して感じたことなど、ワクワクする情報を毎月皆さんにシェアしていくコーナーです!
TEXT BY KITAHARA JACKSON YU
REPORT
AIとブランディング
皆さん、Chat GPTはすでに使われていますか?昨年の3月のジャクソンレポートで初めてご紹介させていただいて以来、私も事あるごとにChat GPTに相談しています。どのような内容でもそれなりに的確に回答してくれますし、自動的にガンガンライティングしてくれるので、タイピングする手間も省けます。そして、どんどん進化しているので、回答を書き出すスピード感にも圧倒されます。今では文章だけでなく、イラストやプレゼン資料、音楽まで、あらゆるものを生成できるようになりました。
最近、弊社でお預かりしている某企業様のブランディングにもChat GPTを使用しています。
ブランド構築においては3C分析などの手法を用いながら、市場環境を俯瞰してみる必要がありますが、競合の洗い出しにおいても重要なヒントをくれるんです。例えば、駅前のベーカリーカフェをブランディングする際、周辺のパン屋さんを調べると思いますが、Chat GPTに競合を尋ねると、コンビニやスーパーも挙げてくれました。コンセプト次第では直接競合になり得るかもしれませんが、見落としがちな間接競合にもなり得ます。
ちなみに、こんな文章で返答してくれました
間接競合についても考慮することは重要です。ベーカリーカフェにとっての間接競合は、直接的にパンやカフェメニューを提供していなくても、顧客の時間やお金を奪う可能性のあるビジネスです。以下に茅野市で考えられる間接競合を挙げます。 ……
このように、超お手本の回答が数秒で返ってきます。
また、ターゲットの設定には具体的なペルソナが必要ですが、そのペルソナ設定にも非常に役立ちます。強みを見出した時点で、その強みを生かせるペルソナの作成を依頼すると、名前、基本属性、ライフスタイル、行動特性、ニーズ、ペインポイントなどを具体的に作成してくれます。そして、そのペルソナをイラストや写真で具体的に画像にすることで、よりイメージが湧きやすくなります。ブランド構築の上で非常に大切なターゲティングにおいて、具体的なペルソナ像が完成することで、より的確なブランド構築が可能になります。
そして…そして…私もお世話になっている一般財団法人ブランドマネージャー認定協会から、なんと『ChatGPTと描くブランドの設計図』が出版されました! 著者は一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会で、執筆協力者は佐々木研一さん、島田良さん、岩本俊幸さんです。私の師匠の“りょーにー”こと島田良氏も執筆に参加されています!
私自身も普段からChatGPTを使っていますが、この本を教科書に、もっと勉強して使いこなせるようになろうと思います。ぜひ皆さんも購読してみてください!
最後に…
先日、青年会議所のビジネス系セミナーに参加してきました。
そこでLINEヤフー株式会社代表取締役会長の川邊健太郎さんのお話の中で、孫正義氏が言った言葉を教えてくださいました。AIとどう付き合っていくことが必要なんですか? という質問に対して、孫正義氏が
「のび太でいいんだよ、のび太で! ドラえもんにいつも、『ああしたい! こうしたい!』ってお願いするじゃん。それでいい。人間が大切なのは、『ああしたい! こうしたい!』という意思を持つこと。」
とおっしゃっていたそうです。めちゃくちゃわかりやすくないですか?
皆さんもどんどんのび太になっていきましょう! そして何よりも、人間は意思を持つこと!