
弊社、代表取締役社長 北原ジャクソン友(通称:ジャクソン)が日頃から感じる様々な出来事や、数多くのセミナーを参加して感じたことなど、ワクワクする情報を毎月皆さんにシェアしていくコーナーです!
TEXT BY KITAHARA JACKSON YU
REPORT
映画とビールと街歩き。今年はワインも!

昨年、茅野DMOさんの企画の中で「駅前を活性化するイベントをやってみないか」というお声がけをいただき、社内や実行委員会メンバーで検討に検討を重ね、「ちのの休日」というイベントを開催させていただきました。
ボランティアには青年会議所の仲間や、駅前でお店を営んでいる仲間にお願いし、実行委員会を結成。終始ドタバタではありましたが、無事に多くの来場者にお越しいただくことができました。そして目標だった「駅周辺を散策し、歩いてもらう」という企画に対しても、想定以上の方々にご参加いただき、駅周辺が茅野どんばん以外では見たことのない賑わいを見せ、駅前の細い路地にまで人が歩いているという光景をつくることができました。
そのときの風景は、今でも鮮明に心に残っています。普段は車で通り過ぎてしまう駅前の小さな路地に、笑顔で歩く人、立ち止まって話をする人、子どもたちの笑い声や楽器の音が響き、まち全体が一気に息を吹き返したようでした。私自身も胸の奥が熱くなり、「やっぱりこの駅前には人が集まるポテンシャルがあるんだ」「この風景を日常にしたい」と強く感じました。まちづくりに携わる者として、あの瞬間は大きな勇気と自信をもらえた時間でした。
正直、うまくいくかどうか確証も持てないほどの、社会実験的に行わせていただいたイベントでしたが、多くの人が歩いている光景に感化され、昨年のイベント以降、弊社イマージでも空き店舗にお店を入れ運営することを決めました。
この1年間で、中国料理「今仁」、高校生の運営するコンビニ「ヤツガタケマート」、パンと天板の店「ヤツガタケテーブル」の3店舗が企画から設計・工事を通じてオープンし、今に至ります。すべての店舗が順調というわけではありませんが、徐々に認知をいただき、全店舗が起動に乗り始めています。そして弊社のこの3店舗以外にも、茅野駅周辺にはキラリと光るお店がたくさんあります。そんな知る人ぞ知るお店を、ぜひご自身の足で開拓し、新たな発見や人との出会いに繋げていただければと思います。
そして今年は、茅野DMOさんの方では予算をとっていないため「ちのの休日」は行わない方向で考えていたのですが、昨年出店者として参加してくださった方や、お客様として遊びに来てくださった方など、様々な方から「今年はやらないの?」という嬉しい声をいただくことができました。そんなに嬉しいことをおっしゃっていただけるなら「やるしかないでしょう!!!」という心持ちで、急遽企画することになりました。
とはいえ、市や公的機関からまとまった開催費用をいただけるわけではありません。今年の開催は、関わる方々皆さんにご負担いただき、そしてこの開催に共感しご支援くださるスポンサーの皆さまのおかげで実現できるものです。ありがとうございます!!! そして、今年の「ちのの休日」は昨年からさらに進化します。
八ヶ岳西麓ワインバレー構想とのコラボによって、八ヶ岳の新たな恵みのワインを味わえるブースが登場。地元で生まれたワインを片手に駅前を歩く光景は、まさに“八ヶ岳らしい豊かさ”を感じていただけるはずです。
さらに念願だった「生バンド」がついに実現。本場オクトーバーフェストでは欠かせない「Ein Prosit(アイン・プロージット)」を生演奏で楽しめるのは、きっと特別な時間になるでしょう。音楽に合わせてジョッキを掲げる瞬間、駅前が一体となるあの空気感を想像するだけでワクワクします。
また、学生や子どもたちによるダンスパフォーマンスステージ、諏訪圏中から集まる美味しいものも大集合。キッチンカーや地元飲食店の味を楽しみながら、幅広い世代が一緒に盛り上がれるプログラムを用意しています。
もちろん、昨年も人気だった「まち歩きクエストスタンプラリー」も開催!友達やファミリーで、ワークショップやキッチンカーを巡りながら街を歩き、スタンプを集めていきます。結果に応じて景品やオリジナルグッズが当たるくじ引きに挑戦できるなど、子どもから大人まで楽しめる仕掛けを整えています。
一日中、茅野駅前で思い切り楽しめること間違いなし。昨年以上に「まち全体を使った大きな遊び場」として、駅前の価値を感じていただける時間をつくります。
「駅前に人が歩き、笑顔が溢れる光景をもう一度」
―その想いを胸に、今年も茅野駅前を盛り上げてまいります。ぜひ楽しみにしていてください!