心理的安全性の確保で企業が変わる!!

JACKSON IMAZINE REPORT Vol.28

弊社、代表取締役社長 北原ジャクソン友(通称:ジャクソン)が日頃から感じる様々な出来事や、数多くのセミナーを参加して感じたことなど、ワクワクする情報を毎月皆さんにシェアしていくコーナーです!

TEXT BY  KITAHARA JACKSON YU


新型コロナウイルス第7波到来、過去最多感染者数更新でこの夏、このお盆の動向が心配されましたが、行動制限をしないという政府の方針で、3年ぶりに動きがあった8月になったのではないでしょうか。
ようやく“夏らしい”夏が戻りつつあることがめちゃくちゃ嬉しく、イマージの飲食部門もなんとかトップシーズンらしい数字になり、一安心です。
さて、イマージでは建築事業部を中心に、5月から数回、ある研修を行ってきました。建築事業部をもっと力強いチームにしていくための、少々大きな挑戦でした。その研修自体の内容はまた改めてお伝えするとして、 研修に参加する中で新たな学びがありましたので、この場をお借りして共有させていただきたいと思います。


心理的安全性

 最近、何の研修に参加しても、どんな本を読んでも書かれているのがこの言葉。ここ数年で本当によく目にするようになりました。
 Wikipedia で見てみると… 心理的安全性とは、自己イメージ、地位、またはキャリアの悪影響を恐れることなく、自分自身を示して雇用する能力です。これは、チームが対人リスクを取っても安全であるという共通の信念として定義できます。心理的に安全なチームでは、チームメンバーは受け入れられ、尊重されていると感じます。わかりやすく考えてみると、メンバー同士の会話でどのような発言をしたとしても、メンバーから嫌われたり、関係が壊れたりすることがなく、安心して自分の意見や考えを言える状態のこと、といった内容でしょうか。
 この言葉がメジャーになってきたのは、あのGoogle社が「生産性が高いチームは心理的安全性が高い」という研究結果を発表したことで、注目されるきっかけになりました。

 心理的安全性の高いチームは離職率が低く、他のメンバーが提案した多様なアイデアを上手に活用することができ、収益性の高い組織になるということがはっきりと証明されたようです。私が以前受講させていただいた、橋下徹氏の講演でもこの心理的安全性の重要性を教えていただきました。大阪府知事時代に、心理的安全性の組織を上手く作り上げたことで、行政職員が自らの意思とアイディアで業務に携わって行くことができ、大阪の大躍進に繋がっていったとおっしゃっていました。
 私自身もこの心理的安全性という言葉はこの数年間よく聞くなぁと思っていたのですが、 イマージで取り組んだ研修で、この意味をまじまじと感じることができました。研修の中では参加者みんなで、普段からの会話の量と質が大切、 なんでもいいからお互いの情報交換をどんどんしていこう! と意気投合し、新しい関係性に向かって、進み出しました。そして、その環境を作り出していくためにもこの心理的安全性は欠かせないキーワードだと感じています。

 どんな職場でもあるとは思いますが、そんなものも知らないのか。と言われることを恐れ、上司や仲間に相談できないこと、アイデアは持っていても自分に自信がないとそのアイデアを提案できないこと、 組織に属していても、とにかく引いてしまい自分の居場所を作ることができなかった人、などなど思い返してみるとそのようなシーンやそのような人を見たことありませんか。イマージ社内においても、残念ながらそのような場になってしまっていたことがあったと思います。心理的安全性が確保できないと、人それぞれの本来持つパフォーマンスは発揮されません。 そしてせっかくプロジェクトチームを組んでいるにも関わらず、誰か一人の意向に従う上下関係だけのチームになってしまいがちでした。今までも社内において、ミーティングの時間を増やしたり、懇親会を開催したりなど様々な努力は行ってきましたが…心理的安全性を100%確保するまでには至っていなかったのだなぁと痛感致しました。ここは安全な場ですと言葉で言ったところで、そこに存在する雰囲気が安全でなければ、心理的安全性は確保できていません。
 イマージも今回の研修で心理的安全性が保たれている雰囲気というものが体験できました。この雰囲気をいつまでも維持持続していくために、日々空気感を意識し、全体のバランスを気にしながらの組織運営を心掛けていきたいと改めて思っています。
 みんなが自分で考えて、みんなが主役のチームイマージに!!!

あとがき

 岸田内閣も大きく力を入れている、物価高騰。
 建築業界でも建築資材や住宅設備、様々なものにおいてかなりの値上げが続いています。 メーカーや問屋さんからは毎月のように連絡が入り、タイトルはだいたい「値上げのお知らせ」です。毎月毎月そのような連絡が入るため、文字自体は見慣れてきてしまっていますが、改めて数年前の価格と比べてみると本当に驚かされます。
 昔は一坪70万円程度で出来上がっていた家も、今では100万前後が標準ではないのでしょうか。先日大きな建設会社の方とお話することができ、値上げの話題になりましたが、 建設コスト自体は数年前の1.5倍になっているとおっしゃっていました。 ここまで来たら価格が下がることは考えられませんが、出来る限りのコスト削減、そして今まで以上に有効な建築コストのかけ方を社員みんなで研究し、お客様にお届けしていきたいと考えています。
 建築以外でも全てのものが高騰していると思います。どのような業界でも今だからこそ、プライシングについてゆっくり考える機会を設けてみるのも大切ですね。

JACKSON REPORTの最新記事4件

>“いま”を生きる人へ。“いま”の生きた情報を。

“いま”を生きる人へ。“いま”の生きた情報を。

生きているといろんなことがある。
嬉しかったり。悲しかったり。
失恋の夜が明けたかと思えば、ひとめ惚れの朝が来たり。
成功したあとには、 失敗ばかりの日々が続いたり。
あんなに前向きだった気分も、
ふとした拍子にやんなっちゃったり。

いつだってぼくらは、
泣いて笑って、走って転んで汗まみれ。

でも、そのたんび、
いまより良くするもっと冴えたやり方。
いまから始まるバラ色の近未来。
いましか望めない遠い風景。
考えて、思いえがいて、考えて。

考えることは生きること。ぼくらはいまを考える。
そう、ぼくらは“いまを生きる人”なんだ。

そんな、イマジンたちに贈ります。

CTR IMG