中国料理「今仁」開店にあたって

弊社、代表取締役社長 北原ジャクソン友(通称:ジャクソン)が日頃から感じる様々な出来事や、数多くのセミナーを参加して感じたことなど、ワクワクする情報を毎月皆さんにシェアしていくコーナーです!

TEXT BY  KITAHARA JACKSON YU


REPORT

ついに12月、2024年も残りわずかですね。今年は皆さんにとってどんな1年でしたか?
私自身、この1年はさまざまな出来事がありましたが、特に、年明け早々に起きた能登の震災は忘れられません。青年会議所を通じて今年は特にお世話になる予定の地域でしたので、報道を見るにつれ居ても立ってもいられなくなりました。2日には準備を整え、3日の明け方には物資を積み込んで能登・珠洲へ向かったのを今でも鮮明に覚えています。その後も何度か訪問し、現地の方々とお話をする中で、普段「当たり前」と思っている日常がどれだけ貴重なものかを痛感しました。この経験を胸に、今後も生活や環境への感謝を忘れずに過ごしていきたいと思います。


さて、今年もイマージとして多くのプロジェクトに携わらせていただきましたが、最後にイマージとしてもう一プロジェクト、挑戦させていただきます。
茅野駅前にある空き店舗を活用する新たな挑戦です。もともと和菓子屋さんだった場所で、私自身も子どもの頃に何度も訪れた思い出のあるお店です。この場所を受け継ぎ、「街に新たな灯りをともせたら」と考え、新しい飲食店の立ち上げを決意しました。

弊社の飲食事業部に所属する中国料理のシェフとタッグを組み、「中国料理のフルコース×ナチュラルワイン」という新しい形を提案する、中国料理“今仁(いまじん)”です。

中国料理とワインの組み合わせは一見珍しいと思われるかもしれませんが、これにはいくつかの想いがありました。まず、既存店舗とお客様の奪い合いだけはしてはならないと思い、新規マーケットで挑戦する必要があると考えていました。
また、茅野駅周辺にも中国料理店はありますが、どちらかというとカジュアルなスタイルが多く、コース形式でゆったり楽しめるお店はほとんどありません。そこで、繊細な味付けを得意とするシェフの腕を活かし、特別感のある中国料理を提供することで、これまで駅前にはなかった選択肢を作りたいと考えました。

そして、ナチュラルワインとの組み合わせも大きな特徴です。この地域は八ヶ岳西麓ワインバレーとして注目を集め始めており、今後ますます美味しい地元ワインが次々と生まれてくると思います。
これからの地元産ワインの成長を考え、この地域の食文化は更に発展していくだろう ! もっと盛り上げたい! という想いから、中国料理に合うナチュラルワインを厳選させていただきました。先日設計デザインを担当させていただきました、カーヴドユニソン様のワインはもちろんのこと、下諏訪で活躍されている岩井堂のワインソムリエ“岩井穂純氏”をアドバイザーに迎え、今仁のコースに合う、ワインを取り揃えさせていただきました。

さらに、料理だけでなくお店全体の雰囲気づくりにもこだわりました。内装はシンプルながらも洗練された空間を目指し、無垢のロングカウンターなどナチュラルな素材を取り入れることで、料理やワインの魅力を最大限に引き出したいと考えています。
また、駅前という立地を活かし、地元の方々だけでなく観光客にも気軽に足を運んでいただけるようなお店にしたいと考えています。

ですが…正直なところ、まだ未知数な部分も多いです。「中国料理とナチュラルワイン」という組み合わせがどこまで地域に受け入れられるか、不安もあります。ただ、これまでにない形で地域の選択肢を広げることができれば、駅前全体の魅力向上にもつながると信じています。そして何より、挑戦することそのものが街を元気にする第一歩だと思っています。

最後に、茅野駅前にはまだまだ活用されていない空きテナントがたくさんあります。このプロジェクトをきっかけに、駅前で商売をしたいという方が増え、地域全体がもっと活気づいていけば最高です。駅前が「面白い場所」として多くの人に愛されるよう、これからも頑張っていきます! 2024年も本当にありがとうございました。2025年が皆さんにとって素晴らしい1年になりますように。良いお年をお迎えください!

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>“いま”を生きる人へ。“いま”の生きた情報を。

“いま”を生きる人へ。“いま”の生きた情報を。

生きているといろんなことがある。
嬉しかったり。悲しかったり。
失恋の夜が明けたかと思えば、ひとめ惚れの朝が来たり。
成功したあとには、 失敗ばかりの日々が続いたり。
あんなに前向きだった気分も、
ふとした拍子にやんなっちゃったり。

いつだってぼくらは、
泣いて笑って、走って転んで汗まみれ。

でも、そのたんび、
いまより良くするもっと冴えたやり方。
いまから始まるバラ色の近未来。
いましか望めない遠い風景。
考えて、思いえがいて、考えて。

考えることは生きること。ぼくらはいまを考える。
そう、ぼくらは“いまを生きる人”なんだ。

そんな、イマジンたちに贈ります。

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