1日1日積み重ねることをこれからも。宝物となるひとときを提供したい。

IMA-ZINE INTERVIEW VOL.57

元気なまちで、今(いま)を生きる、元気な人(じん)にインタビューするコーナー。

Hair salon tresor 代表
宮下 知佳
Chika Miyashita

INTRVIEW WITH KITAHARA JACKSON YU   TEXT BY TANAKA YUKIKO


2024年9月、諏訪市に誕生したHair salon tresorは、解放的でありつつもプライベート感も大切にした空間でヘアデザインを提供する美容室。イマージではブランディングや店舗設計などをお手伝いさせていただいた。

今回は弊社クリエイティブ事業部部長でアートディレクターの河西朝樹が、代表の宮下知佳さんと共に施工を振り返りながらお店にかける思いを伺った。


積み重ねてきたものが形になる

河西朝樹[以下、河西]:本日のゲストは諏訪市にある「Hair salon tresor」の宮下知佳さんです。まずは宮下さんが美容室をオープンするきっかけから教えてください。

宮下知佳さん[以下、宮下]:美容界で23年ほど勤めてきましたが、わりと若手の頃から片隅で自分のお店を出したいと思いながら過ごしていました。いろんな方のお仕事を見たりいろんな現場で働いたりする中で、積み上げてきたことを形にして、お客さんにもっと喜んでもらえるお店づくりをしたいと思って自分のお店を作りました。なるべくお客様のお話をお聞きして思い通りの形にしていきたいと思っています。
開業してみて、やらなきゃいけないことはすごく増えましたが、たくさんの方に協力してもらい、お手伝いしてもらいながら仕事を進められていたという気付きもあります。お客様との関係性も深めながら形を作っていく難しさもありますが、楽しいですね。

宝物をつめこんだお店

河西お店の名前の由来と、お店づくりの中で一番こだわったところを教えてください。

宮下「トレソル」はフランス語で「宝物」という意味なんですが、積み上げてきた日々だとか先輩に教えていただいたもの、技術や経験、お客様にずっと通っていただける関係性、デザイン自体のことを宝物と捉えています。それとお客様がここで過ごしていただく時間も大事な宝物にしていただけたらうれしいなと、いろいろな思いをふんだんにこめました。
一番こだわったのは鏡ですかね。鏡を左右違うデザインにさせていただいたんですが、枠にとらわれず、お客様が殻を破ってそれまでとは違うことを選んだり、違う方向から見たりすることができるといいのかなと思って選びました。
設計士さんがすごくお店のことをよく考えてくださって、私のしたい気持ちをすぐ形にしてくださったなと思っています。皆さんのおかげで素敵なお店になりました。

河西おすすめのメニューはなんですか?

宮下全部こだわっているんですが、一番というとカラーとカットですね。カットは削ぎに頼りすぎず、ベースカットをなるべく綺麗に作るようにしていて、時間が経っても形が崩れず長く楽しんでいただけることを大切にしています。
お客様の個性や似合うものをお客様から引き出しつつ、新しいことにも挑戦させてあげたいなと思っています。

ありがとうに応え続けるために

河西最後に今後の展望を教えてください。

宮下いろんな方がサポートしてくださるおかげで仕事ができているので、皆さんと一緒に歳を重ねながら成長していければ。また技術面でも追求し続けてがんばりたいなと思っています。
家族で来られる方もお一人で来られる方も、のんびりと日常から離れてリセットされる感じで喜んでくれる人がたくさんいらっしゃいます。あとは「ここを作ってくれてありがとう」って言ってくださる方がすごくいらっしゃるんです。
自分に髪を託し続けてくれるというのはすごいことで、決して当たり前ではないと思っています。そこに気持ちよく応えていけるように自分を整えて働いていきたいなというのが目標です。
縁の下の力持ちの存在でありたい。髪型を新しくすることで、明日からまた家事や仕事をがんばろうとか、前向きになって恋愛がうまくいくかもしれないとか、そんな気持ちになっていただけたらと思います。

I N F O R M A T I O N

ヘアサロン トレソル
〒392-0013
長野県諏訪市沖田町2丁目44-3

>“いま”を生きる人へ。“いま”の生きた情報を。

“いま”を生きる人へ。“いま”の生きた情報を。

生きているといろんなことがある。
嬉しかったり。悲しかったり。
失恋の夜が明けたかと思えば、ひとめ惚れの朝が来たり。
成功したあとには、 失敗ばかりの日々が続いたり。
あんなに前向きだった気分も、
ふとした拍子にやんなっちゃったり。

いつだってぼくらは、
泣いて笑って、走って転んで汗まみれ。

でも、そのたんび、
いまより良くするもっと冴えたやり方。
いまから始まるバラ色の近未来。
いましか望めない遠い風景。
考えて、思いえがいて、考えて。

考えることは生きること。ぼくらはいまを考える。
そう、ぼくらは“いまを生きる人”なんだ。

そんな、イマジンたちに贈ります。

CTR IMG