元気なまち(元気になるだろうまち)を見てきました。

弊社、代表取締役社長 北原ジャクソン友(通称:ジャクソン)が日頃から感じる様々な出来事や、数多くのセミナーを参加して感じたことなど、ワクワクする情報を毎月皆さんにシェアしていくコーナーです!

TEXT BY  KITAHARA JACKSON YU


REPORT

先月、ある進行中のプロジェクトの視察でカンボジア・プノンペンに行かせていただきました。プロジェクトの詳細はまた別の機会にお伝えしますが、今回のレポートでは、現地で感じた「元気なまち」「これからもっと元気になるだろうまち」についてお話ししたいと思います。


カンボジアには以前、青年会議所の会議でシェムリアップを訪れたことがありましたが、プノンペンは初めての訪問でした。正直、初めてカンボジアに行く前は「内戦」「地雷」といったネガティブなイメージを持っていました。しかし、シェムリアップで出会った人々の温かさと笑顔がその印象を一変させ、今回のプノンペン訪問でそのイメージはさらに鮮明に「希望」に変わりました。

まず感じたのは、とにかく「若い人が多い」ということ。街の雰囲気、経済の勢い、どれをとっても“人の力”を強く感じました。
人口構成を見ても、40歳以下が圧倒的多数。平均年齢はなんと25歳です。日本の平均年齢が49歳を超える今、まさに対極の社会構造といえます。これはポル・ポト政権時代の影響も大きいと言われていますが、それでもこの若さのエネルギーは圧巻です。
現地の人たちと話していて印象的だったのは、「若い人は多いけど、仕事がまだまだ足りていない」という声。
一方で、日本はどの業界も人手不足。建築・飲食・サービス業など、私たちの会社も例外ではありません。
「人が多すぎて仕事が足りない国」と「仕事はあるのに人が足りない国」。この対比が頭から離れませんでした。お互いの課題が重なり合えば、きっと未来の可能性が見えてくる──そんな希望を感じました。

今回の視察には弊社スタッフ数名と、仲の良い企業の方々も一緒に参加しました。
誰もが口を揃えて言っていたのが「子どもたちの笑顔が最高だった」ということです。もちろん大人たちもみんな笑顔で、滞在中、一度も嫌な気持ちになることがありませんでした。
首都プノンペンから車で約4〜5時間の場所にあるクラチエという村にも訪問しました。そこはまだ赤土の道路が続き、家々も木造の簡素な建物が並ぶ、まさに“素朴なカンボジアの原風景”といえる場所です。
村の小学校を訪れると、子どもたちが満面の笑みで出迎えてくれました。目を輝かせながらこちらを見つめ、笑って、手を振ってくれる姿に心を掴まれました。
経済的にはまだまだ発展途上。でも、彼らの笑顔には「この国の未来」を感じます。
子どもたちが多く、明るく、希望に満ちている
──これこそが国の“元気”そのものだと実感しました。

滞在の最終日、日曜日の夜。夕食へ向かう途中で、すごい人の波に遭遇しました。
トンレサップ川沿いの大通りが歩行者天国になっており、右も左もびっしりとテントが並ぶ「ウィークエンドマーケット」が開催されていたのです。
屋台飯、クラフト雑貨、アクセサリー、ドリンク、洋服、おもちゃ……ありとあらゆるジャンルの店がずらり。
しかも、その距離がなんと2.5km以上! 同じデザインのテントが整然と並び、人が途切れることなく押し寄せてくる光景は圧巻でした。
川沿いを埋め尽くすような人、人、人。どこから湧いてくるのかと思うほどの熱気とエネルギーに満ちていました。
私たちもディナーを控えていたにもかかわらず、つい夢中でマーケットを歩き回り、現地のフードや雑貨を楽しみました。
その熱気、活気、そして楽しそうな笑い声が「いまこの国が動き出している」ことを象徴しているようでした。
…と、この記事を書きながら、さらにまたワクワクしてきています(笑)。

東南アジアの中でも、インドネシアやフィリピンなど人口増加が著しい国は多くあります。ですが、カンボジアはまだ“知られざる可能性の国”。ASEAN諸国の中でも、今まさに「人口ボーナス期」に突入し、経済成長とともに若者たちの活躍の舞台が広がっています。
エネルギーに満ちたこの国で、何か新しいことができないか──そんな思いが自然と湧いてきます。そして、同時に思ったのは「八ヶ岳の麓も、もっと元気にしていきたい」ということ。カンボジアの若さと笑顔、街の勢いを見て、改めて自分たちのまちづくりの原点を思い出しました。人の笑顔がまちをつくり、まちの元気が人を育てる。その循環こそが“本当の活性化”なのだと思います。
カンボジアで感じた熱量を胸に、ここ八ヶ岳でも新たな挑戦を続けていきたい。そして、いつの日かカンボジアでも何か面白いことを一緒にできたら──そんな夢を描きながら、今日もまた「元気なまちづくり」を進めていきたいと思います!!
以上、カンボジアレポートでした!

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“いま”を生きる人へ。“いま”の生きた情報を。

生きているといろんなことがある。
嬉しかったり。悲しかったり。
失恋の夜が明けたかと思えば、ひとめ惚れの朝が来たり。
成功したあとには、 失敗ばかりの日々が続いたり。
あんなに前向きだった気分も、
ふとした拍子にやんなっちゃったり。

いつだってぼくらは、
泣いて笑って、走って転んで汗まみれ。

でも、そのたんび、
いまより良くするもっと冴えたやり方。
いまから始まるバラ色の近未来。
いましか望めない遠い風景。
考えて、思いえがいて、考えて。

考えることは生きること。ぼくらはいまを考える。
そう、ぼくらは“いまを生きる人”なんだ。

そんな、イマジンたちに贈ります。

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