[JACKSON IMAZINE REPORT Vol.31]
弊社、代表取締役社長 北原ジャクソン友(通称:ジャクソン)が日頃から感じる様々な出来事や、数多くのセミナーを参加して感じたことなど、ワクワクする情報を毎月皆さんにシェアしていくコーナーです!
TEXT BY KITAHARA JACKSON YU
2022年もあっという間に12月。皆さんにとって2022年どんな年だったでしょうか。
私としては株式会社イマージの31期という節目のスタートだったので、 年始よりイマージのリブランディングに取り掛かり、イマージをみんなの力でREBOOT〜再起動〜させようと取り組んできました。そして新ロゴも完成し、これから20年を走り出すためには、貴重な1年間になったのではないかと考えています! この1年間の大きな変化と挑戦を、正解・不正解にするのもこれからの結果次第だと思います…。自戒の念も込めてこちらに記させていただきました。
さて、この直近一か月でたまたま受講した研修、たまたまつけていたテレビ、そしてたまたま先輩から送っていただいたメッセージの内容に”ゴールデンサークル”という話題がありました。私自身知っている内容ではあったのですが、たまたま続きで”ゴールデンサークル”という話題を耳にしたこともあり、これは今の自分にとって聞き流してはいけないワードで、何かの貴重なヒント”お告げ”なのかも!?と思うことがあったので、今月は ゴールデンサークルについて考えてみたいと思います。
ゴールデンサークル理論
ゴールデンサークル理論とは、「Why(なぜ)→How(どうやって)→What(何を)」の順番で想いを共有することで、より共感を生み出すことができるという考え方の理論です。
人は、“何を”するかではなく、“なぜ”それを行なっているかの方が興味が沸き、購買行動を促すときには、この“なぜ”をきちんと伝え、共感から購買行動に移していただくことで、よりファンになっていただきやすいと言われています。
人は「何を(WHAT)」ではなく「なぜ(WHY)」に反応します。
自分の商品を必要とする人に売るのではなく、自分が信じるものを信じてくれる人に売ることを目指すべきです。
Simon Sinek
ですが、多くの広告やプレゼンにおいて全く順番が逆になってしまっていることも多く見受けられます。「What(何を)→How(どうやって)→Why(なぜ)→」多くの場合“What(何を)”について一生懸命説明してしまい、製品や商品の特徴だけで販売をしようとしてしまいがちです。ですが、人(消費者)が興味があるのは、意外にも「Why(なぜ)」この商品を作り上げたか?! というその組織や人の“想い”や“願い”の部分です。
Why(なぜ)
この組織やお店は何を信じ、何のために存在しているのか? その商品やサービスが、なぜ世の中に必要なのか? という「目的」に当たるもの。
How(どうやって)
この組織やお店が差別化するための工夫や固有の価値で、WHATをどのように実現するかの方法。「USP(Unique Selling Proposition)」などがこれに当たります。
What(何を)
商品や製品やサービス自体のこと。
何度も言いますが、この理論のポイントはWhy(なぜ)から伝えることです!
イマージをゴールデンサークルでお伝えしてみようと思います。
▶︎ Why(なぜ)
イマージの企業理念は“元気なまち”です。
私たちの地元を私たちの手でどうにか盛り上げ、私たちの子供世代により良いふるさとを残していきたいと考えています。
▶︎ How(どうやって)
そのためにはこの町に住む人たちの日頃の充実感が必要です。 ここでの生活において日々どことない潤いを感じて、1日1日をわくわくして過ごしていただくためにも、さまざまな工夫を凝らした店舗が必要です。
▶︎ What(何を)
だから私たちイマージはお客様に寄り添い、 お客様の夢である“お店創り”(店舗デザイン)に没頭し、必要があれば住宅や自社のお店や施設を生み出していきます。
といったように、きちんと想いから伝えていくことで、この組織の存在の意味を理解していただけそうですよね。実は、この存在の意味とはブランド構築でも欠かせない大切な部分です。 ブランド構築のお手伝いをする時にも、さまざまなワークを通じて存在意義を明確にしていく作業をさせていただいています。
お客様にゴールデンサークルを用いた順番でお伝えしていくためにも、「Why(なぜ)」について明確にしておくことが大切ですね。 そして「Why(なぜ)」を 自分自身で常に感じていることで、迷った時の立ち戻る場所が出来ると思います。是非「Why(なぜ)」の明確化について、年末年始などを利用して考えてみてはいかがでしょうか?