時間という価値。

JACKSON IMAZINE REPORT Vol.41

弊社、代表取締役社長 北原ジャクソン友(通称:ジャクソン)が日頃から感じる様々な出来事や、数多くのセミナーを参加して感じたことなど、ワクワクする情報を毎月皆さんにシェアしていくコーナーです!

TEXT BY  KITAHARA JACKSON YU


最近の生活の中で、“時間”について考えさせられるタイミングが多くありました。ライフスタイルが大きく変化している今だからこそ、ビジネスにおいても今まで以上に“時間”という考え方がより大切になってくるのでは? と考えています。
今月は“時間”をビジネスにどう使うかについて、私の考えをまとめてみました!


ビジネスは価値交換

ビジネスとは価値の交換だと言われることがあります。 コンビニで100円を支払いペットボトルの水を購入する際は、貨幣と水をレジカウンターで物々交換していますが、実際は貨幣と水を交換することで、互いにメリットをもたらすような、“価値”を交換しています。顧客は100円を支払い、代わりに喉の渇きを潤す、詰まりを取り除くための“水”という必要なアイテムを受け取り、自分のニーズを満たし、解決を計ります。一方、コンビニは100円の収益で、信頼されている通貨を貨幣価値としてとらえ、店の運営に回しています。このように、顧客と事業者との間で商品と貨幣が交換され、それぞれが必要な価値を得ることができるため、「価値交換」と呼ばれています。

時間という希少な価値

人間誰にでも平等に与えられているものが24時間という“1日の時間”です。
様々な面で不平等な世の中として捉えることもできますが、この“時間”だけは誰にも平等に与えられている概念だと思います。そして、この“時間”はヒトそれぞれが使い方を選択することができるんです。
何かに時間を使うことは、他の選択肢を捨てることを意味しています。そのため、時間は選択肢の“機会費用”を表す要素でもあると思いますし、一つの活動に時間を費やすということは、他の行動や生活の機会を逃すことに繋がっていくことになります。
そんな貴重な時間をどうビジネスに入れ込んでいくか?を考えてみると、もしかしたらまた違った商品やサービスが誕生するかもしれません。

〇〇な“時間”を販売す

弊社のベーカリー2号店は、Octet_timeというネーミングにさせていただきました。湖畔でパンと自然とそれぞれの時間を楽しんでいただくために_timeとしましたが、“時間”も十分な売り物になるのではないかと考えています。もちろん商品自体の価値やクオリティも必要不可欠なものではありますが、飲食、小売、宿泊などサービス業において、“どんな時間を提供できるのか”ということを考え、商品にしてみてはいかがでしょうか??

時間をおもいっきり短縮させる

貴重な時間だからこそ、時間を短縮させることが価値になることは多くあるのではないでしょうか。ECやコンビニの発達、冷凍食品の発展など、忙しい現代人に向けた時間短縮の大きな価値になっているからこそ、ぐんぐん成長してきた市場ですよね。効率化が求められる忙しい現代だからこそ、“様々な時間”を解決させることはこれからも、より求められていくと考えられます。

おもいっきり時間をかける

これだけ簡素化、効率化が求められ、時間の捉え方を変えなければいけない今だからこそ、しっかりと時間をかけることで価値が高まっていくこともあると思います。ワインやウイスキーなどが代表例ですが、時間をかけることで商品価値が増していくモノがあります。例えば飲食店においても、注文から直ぐに出てきて欲しい商品や業態もあれば、手間暇をかけて時間を掛けて調理することで、商品価値が高まるものもあると思います。


世の中の変化が目まぐるしい今、変化する顧客ニーズに適応し、顧客の時間を尊重し、提供する価値を最大化することは、競争力のあるビジネスを築くために不可欠です。
“時間”をどのように有効に活用し、顧客のニーズを満たすために、どんなビジネスプロセスを最適化するかはこれからの小売業やサービス業にとって、非常に大切なのではないでしょうか。
顧客に様々な時間軸でニーズを満たす価値を提供し、時間軸をうまく価値に変換させていくことで、もう一段階ビジネスを成長させる作戦をぜひ考えてみてください!!

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“いま”を生きる人へ。“いま”の生きた情報を。

生きているといろんなことがある。
嬉しかったり。悲しかったり。
失恋の夜が明けたかと思えば、ひとめ惚れの朝が来たり。
成功したあとには、 失敗ばかりの日々が続いたり。
あんなに前向きだった気分も、
ふとした拍子にやんなっちゃったり。

いつだってぼくらは、
泣いて笑って、走って転んで汗まみれ。

でも、そのたんび、
いまより良くするもっと冴えたやり方。
いまから始まるバラ色の近未来。
いましか望めない遠い風景。
考えて、思いえがいて、考えて。

考えることは生きること。ぼくらはいまを考える。
そう、ぼくらは“いまを生きる人”なんだ。

そんな、イマジンたちに贈ります。

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