ワクチン摂取加速からの行動緩和へ。いよいよwithコロナ時代へ本格突入か!?

JACKSON IMAZINE REPORT Vol.18

弊社、代表取締役社長 北原ジャクソン友(通称:ジャクソン)が日頃から感じる様々な出来事や、数多くのセミナーを参加して感じたことなど、ワクワクする情報を毎月皆さんにシェアしていくコーナーです!

TEXT BY  KITAHARA JACKSON YU


 ここ長野県でもワクチン接種率がグンと上がってきて、9月9日の時点で約54%の人がワクチンを摂取しているそうです。皆さんはワクチン打ちましたか? ワクチンにも人それぞれの考え方があるようで、一刻も早く打ちたい人もいれば、ワクチン自体の安全性や副反応にの怖さが理由で打ちたくない人もいるようですね。私は圧倒的に前者で一刻も早く打ちたかったですし、ワクチンを打つことによってこの息苦しいコロナ禍から解放されたかった…というのが本音でしょうか。

そして、菅政権も政権発足から一年という短さの中で幕を降ろしました。菅政権の最後になって湧いて出た話題「行動緩和」は、ある意味菅総理の最後の大きな勝負なのかもしれません。(9月18日現在)「行動緩和」自体にも賛否両論あるとは思いますが、このコロナがパタっと無くならない限り、いつまでもコロナとうまく付き合っていくしか選択肢はなく、いよいよここから“withコロナ時代に突入していこう”という、政府や企業、コンシューマーとしてみんなでwithコロナを覚悟する時が来たんだと思います。また、本当の本当に手遅れになってしまわないように、経済を回し始めないといけないタイミングになってきているのではないでしょうか。この一年半めちゃくちゃ苦労してきた産業(旅行、飲食、ホテルなど)も、もうすでに限界値に達していると感じますし、コンシューマー視点に立ったとしてもさまざまな制約に限界や疲れを感じてしまっていますよね。そう思うと、政府が打ち出している11月から始まるかもしれない、ワクチン摂取などの条件をクリアした上での行動緩和は、私的にはありがたいと思っていますし、いよいよここから徐々に息を吹き返していけるように、商売としても戦術を組み立てていく必要があると思います。

 ということで、11月から行動緩和に移れるかもしれないという希望を持って、withコロナの本格的な幕開けに向けた商売の戦術を考えてみます。

01. 施設内の安心安全のアピール

 イマジンでは何度も触れてきたかもしれませんが、店内や施設内のコロナ対策は万全でしょうか。行動緩和といってもコロナはまだまだ納まらないでしょうし、不安は残ります。お客様も相当に気をかけて、旅や外食をすると思います。検温、消毒、パーテーション、住所記録などできる対策をどんどん取りれて、安心安全を訴えていきましょう。そして戦術として考えられる感染対策は、これでもか!? というくらいに過剰なくらいの感染対策をすることです。これはもちろん感染を防ぐ目的もありますが、お客様に感染対策を印象付けることができると思います。最近ではGoogleの口コミも変化が起きています。以前までは美味しい、サービスがいい、おしゃれ、安いなどの施設の商品力に触れる口コミがメインだったのに対し、最近では感染対策に対する口コミも多くなってきています。口コミに書いていただけるということは、お客様が実際に体験した様子をレポートしてくれることになるので、お店や施設への信頼度がグンと上がるでしょう。過剰とも言えるほどの感染対策で、お店や施設の信頼度を勝ち取りましょう!

02. 宣伝、広告のエリアが変わる!?

 数ヶ月間のGoToトラベルはあったものの、このコロナ禍の一年半、行動制限がかけられている日が多くありました。マイクロツーリズムという言葉も誕生してしまうくらいに、地域内での消費が多くなっています。ここからの行動緩和withコロナ時代では、いきなり活発な動きが出るようにはならないかもしれませんが、行動緩和の宣言を受け、じわじわと地域間の往来が始まっていくのだと考えられます。この数ヶ月間それぞれの地元・地域に向けてPRしてきた広告も、いよいよ首都圏など大きな市場に目がけて、投げ込んでいって、行動緩和withコロナ時代の反応を見ていくことも大切かもしれません。

03. ワクチン摂取優待

 弊社が大変お世話になっている、某旅館様が9月初旬にワクチン摂取優待プランを打ち出され、それが大当たりのようです!! 全国ニュース(フジテレビ、日テレ)でも取り上げられ、メディアからの関心の高さも伺えます。その旅館様のプランはワクチン2回摂取の証明(写メなど)を提示することで、宿泊10%オフ、さらには館内で利用できる2000円分のチケットも付いてきます。ワクチンを打った人は、もちろんかかりにくくなることを期待して、またはもしかかったとしても重症化しないという安心感をワクチンに委ね、これからの生活の中の“安心”を買うため(不安を取り除くため)に、辛いと言われる副反応を乗り越えているのだと思います。それを乗り越えたからこそ、次のステップに進みたいと思うのは当然でしょう。また、今まで我慢してきている分、少しでも行動緩和という政府が背中を後押しすることで、旅へのハードルが下がり、すぐに行動してもらえるのではないでしょうか。またワクチン摂取優待キャンペーンのPRを積極的に続けていくと、ワクチン摂取したお客様が集まりやすくなり、スタッフの安心にも繋がっていきますし、お客様視点からしても、店内・施設内には摂取済みのお客さんがほとんどだろうということで、さらに選んでもらいやすくなることと考えられます。

04. その場でしかできない体験や魅力が最大の売りになる

 コロナの蔓延で生活が大きく変わりました。外出自粛で外食もできなければ、旅行もできない…そこでお家需要が増え、リモート飲みや家飲みが急激に増え、缶ビールや缶チューハイの売り上げが一気に伸びたそうです。そして、ウイスキーの販売量が圧倒的に伸びているのも面白い傾向です。実際に私も今まで毎晩のように会議やお付き合いで外食続きだったのが、今では数える程度。そのためお気に入りのウイスキーを見つけ、家に常備するようになりました。そのようななかで思うことは、家でも十分に楽しめること見つけてしまった…ということです。結局家で飲んでも満足なんですよね。実際にこのような方はたくさんいると思います。

今度は家に慣れてしまった人にまたお店に戻ってきてもらわなければなりません。そのためにも、店舗や施設ならではの強みを考えてみてください。簡単なことでもいいと思います。例えば弊社のさくらさくは管理とつぎ方にとても気をつけているので生ビールが評判です。(生ビールはお店で飲む特別な体験だと思いますが、美味しくない生ビールを出されるお店もかなりあります…。)また、専門的な料理が食べられるから、店主との会話が楽しいから、提供方法が楽しいから、その景色を見たいから…などなどお店に行きたい理由を見つけてもらいましょう。

05. お客様の価値観が全く変わっている

 最後になりますが、一番大切なことは、お客様の価値観は今までの価値観から知らず知らずのうちに大きく変わっていることを認識することだと思います。働き方の変化によって行動が変わり、趣味との関わり方が変わり、家族の会話内容が変わり、お金の使い方が変わり、それぞれの人生観が変わりました。それぞれにさまざまな変化が起きているなかで、お客様から見るあなたの店舗、施設はどう映っているでしょうか。政府が提言するであろう“行動緩和”は旅や外食のハードルをグッと下げ、経済復興に向けた消費行動につながりそうですね。まだまだコロナは終息しないでしょう。ですがそろそろ動き出す時が来ています!この大きな変化のこの機会に、ぜひご自身のご商売のあり方を見つめ直してみましょう!!(2021年9月18日現在)

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>“いま”を生きる人へ。“いま”の生きた情報を。

“いま”を生きる人へ。“いま”の生きた情報を。

生きているといろんなことがある。
嬉しかったり。悲しかったり。
失恋の夜が明けたかと思えば、ひとめ惚れの朝が来たり。
成功したあとには、 失敗ばかりの日々が続いたり。
あんなに前向きだった気分も、
ふとした拍子にやんなっちゃったり。

いつだってぼくらは、
泣いて笑って、走って転んで汗まみれ。

でも、そのたんび、
いまより良くするもっと冴えたやり方。
いまから始まるバラ色の近未来。
いましか望めない遠い風景。
考えて、思いえがいて、考えて。

考えることは生きること。ぼくらはいまを考える。
そう、ぼくらは“いまを生きる人”なんだ。

そんな、イマジンたちに贈ります。

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