世界一物価の高いスイスで過ごした8日間

JACKSON IMAZINE REPORT Vol.43

弊社、代表取締役社長 北原ジャクソン友(通称:ジャクソン)が日頃から感じる様々な出来事や、数多くのセミナーを参加して感じたことなど、ワクワクする情報を毎月皆さんにシェアしていくコーナーです!

TEXT BY  KITAHARA JACKSON YU


REPORT

11月中旬から8日間、スイスチューリッヒに行かせていただきました。今回も青年会議所の世界会議という大きな大会があり、長野ブロック協議会の会長として出席をさせていただきました。以前にも記載したことがありますがこの青年会議所という組織は全世界にあり、 各国各地域にて40歳までの青年たちが自分たちの街の未来を考え、会議を重ね、行動を起こしている組織です。そして年に一度世界会議というイベントが行われます。世界中から青年会議所のメンバーが集い会議やセミナーを通じ、国を超えた友情を育むための機会です。
ここ数年間は新型コロナウイルスの影響で大々的にできていなかった会議でしたが、今年やっと開催される運びとなりました。
今年の開催場所は世界一物価が高いとされている国、スイスのチューリッヒです。前評判からもスイスの物価高は尋常じゃないという声もあり、覚悟して臨んだスイスチューリッヒでしたが…行き過ぎている円安も影響して、実際に体験できたことで、頭を殴られたような強い衝撃を受けて帰ってきましたので、レポートにさせていただきます。笑


マクドナルド2,700円

よく物価指数を示すにあたって、マクドナルドが例えに出てくることが多いので、スイスでも一度はマクドナルドを食べてみよう! と思いランチに行ってきました。ビッグマック、ポテト、コーラのセットで16スイスフラン 程度、日本円に直すと約2,700円です…。笑
他にも軽くレストランでランチを取ってみるとすぐに5,000円を超えますし、ディナーでお酒を飲んで食事をすると、15,000円をゆうに超えてしまいます。
スイスの平均月収は7,000フランから8,000フランだそうです。円安が進みすぎていることもありますが、これを円に換算すると月給で120万円から135万円…やばすぎますよね。
ただチューリッヒのアパート(住居)自体もどんどん値上がりしており、2DK程度のアパートでさえ家賃は30万から40万円ほどしているそうです。
さぞかし忙しく働いて、ガンガン成果を出しているのか?? と思って見ていたのですが、それが思いのほか優雅というか、のんびり生活しているように見えてしまいました。
平日は12時から13時はみんなでお昼休憩で、店舗(物販店など)は休憩時間で街全体が完全にクローズ状態で、日曜日は完全に休日! と考えているようで、街中のほとんどの店が休業になります。日本でいう銀座のような高級ブティック街や観光エリアにおいても、ほとんどが完全定休日となっていました。
ガイドさんからお聞きした話ではありますが、スイス人はプライベートをとても大切にし、プライベートの時間を充実させるためにも時間内でしっかりと成果を出す。というのがスイス人の考え方のようです。そして残業や休日出勤などをしてしまうと、高額の時間外手当がついてしまうこともあり、働く人にとっても経営者にとっても時間外はいいものではないと認識がされているようです。

△2,700円のハンバーガー

ビニール傘がない!!

年や時期にもよるようですが、滞在中に晴れ間が出たことはほとんどなく、曇り時々雨が連続する1週間でした。ですがこの天気を経験できたことで、日本との大きな違いに気づくことができました。雨が降ってくるたびスーパーや商店を覗いてみたのですが、ビニール傘はどこにも売っていません。街を歩く人たちは雨が降ってくると折りたたみ傘をバックから出し、雨が止むと畳んでバックに戻す、そのような人が大多数でした。雨が降ってきても傘をささない。そんな方も見受けられましたが、 ビニール傘をさしている人は1人も見かけなかったんです。日本で生活していると、何かあるとすぐにコンビニに駆け込んでしまう癖もあり、急に雨が降ってきてしまうと、まずはコンビニを探してビニール傘を買ってしまい、使っても2・3回程度…。気づいたらその傘はどこかに行ってしまう…。そんな方も多いのではないでしょうか?
スイスはマッターホルンやモンブランに代表されるように、壮大な自然が豊かに残っています。そして街中には綺麗な川が流れ、古くから歴史を刻んできた建物も多く残っています。景観や環境を当たり前にきれいに残していく。ものを大切にするというそんな当たり前な価値観は、超真面目な性格が多いとも言われているスイス人にはしっかり染み付いているのかもしれません。

精度や品質を求めながらもコストやスピードも同時に考えてきた日本人と、モノやヒトや生活を当たり前に大切にして、大切なことを見失うことなく生きているスイス人の価値観は、今日の経済と環境への取り組みの差に繋がってきているのではないか? と考えずにはいられない、そんな世界会議となりました。あらためて自分の生活感や人生観について、考えることができる貴重な経験をさせていただきました!

皆様にとって大切なものってなんでしょうね!?

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>“いま”を生きる人へ。“いま”の生きた情報を。

“いま”を生きる人へ。“いま”の生きた情報を。

生きているといろんなことがある。
嬉しかったり。悲しかったり。
失恋の夜が明けたかと思えば、ひとめ惚れの朝が来たり。
成功したあとには、 失敗ばかりの日々が続いたり。
あんなに前向きだった気分も、
ふとした拍子にやんなっちゃったり。

いつだってぼくらは、
泣いて笑って、走って転んで汗まみれ。

でも、そのたんび、
いまより良くするもっと冴えたやり方。
いまから始まるバラ色の近未来。
いましか望めない遠い風景。
考えて、思いえがいて、考えて。

考えることは生きること。ぼくらはいまを考える。
そう、ぼくらは“いまを生きる人”なんだ。

そんな、イマジンたちに贈ります。

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