郷愁ではなくタイムスリップ ディスコ文化が街と人にもたらすもの

IMA-ZINE INTERVIEW VOL.49

元気なまちで、今(いま)を生きる、元気な人(じん)にインタビューするコーナー。

P4D 企画/制作/運営/DJ
水端 裕巳
Hiromi Mizuhata

INTRVIEW WITH KITAHARA JACKSON YU   TEXT BY TANAKA YUKIKO


茅野市の「ピアノマン」で定期的に開催されるディスコイベント「ディスコパーティ」。70年代~80年代の音楽に限定し、当時を懐かしむ層を中心に人気を博している。
今回のゲストは、このイベントを切り盛りするDJの水端裕巳さん。なぜ今、地方で、ディスコなのか。ここに集まる人たちは何を求めているのか。ディスコが人と街にもたらすものについて聞いてみた。


DJは主役ではなくホスト

北原ジャクソン友[以下、北原]:水端さんは何歳からDJを始めたんですか?

水端裕巳さん[以下、水端]:18の終わりくらいからかな。当時ディスコがブームで地方にもディスコはあったんですけど、DJは喋ったり喋んなかったり、音楽も途切れ途切れっていう感じだったんですよね。でも東京のディスコに行ったら音楽が途切れずにオンビートでつながっていく。全然違うんです。それを目の当たりにして、そのまますぐ見習いで入って、そこから44年やってます。
90年代に入ってディスコからクラブになってきて、小箱がどんどん増えたこともあって、DJって数えきれないほどいると思うんですよ。ただ僕は、ユーロビートだとかテクノだとか、ヒップホップだとかトランスだとか、今あるダンスミュージックのジャンルが生まれたところから知っているから、その辺は他とは違うかなと思います。
DJっていうのは基本的にはホストなんですよ。今のクラブDJって一段上がった一番目立つところにいるスタイルが多いと思うんですけど、僕が始めたころはDJなんてどこにいるのっていう感じだった。でもそういうものだと思ってます。

地方にディスコを残す

北原:この地域にディスコを残すということで、ピアノマンで「ディスコパーティ」を開催する前から他でもやられていたんですよね?

水端:そうですね。茅野市民館でも、クラブイベントの延長のような感じでダンスミュージックの祭典をやりました。
そこである方と出会って、ピアノマンだったらあの頃のディスコが再現できるんではないかということで、一発目は2013年大晦日に「カウントダウンディスコパーティ」をやりました。主な客層が40代~60代なんで、大晦日に外出するっていうのはなかなか難しい。それでも60~70人くらいは集まったかな。その後増えていって多い時には200人集まるようになりました。
あの頃の音楽に思い入れが強い人たちに、あの頃の雰囲気を。ノスタルジックというよりはタイムスリップ。リクエストを取って1曲ずつ紹介しながら、という当時の方法でやってます。
あとは80年代のディスコのようにドレスコードを設けています。女性は何を着ていこうか考えるところから楽しめるけれど、男性はそうじゃないので、案外それが成功しているんじゃないかな。
照明を持ち込んだり、機材を持ち込んだり。一人じゃできないし、お金もかかってしまうんですけど、その分華やかな空間を作ろうと徹底しています。県内には当時を知るDJはいないので、タイムスリップの雰囲気をどこまで出せるか。そこにこだわっています。

カッコつけて、スカした野郎であれ

水端:若かった時はカッコつけて生きてた。あの頃のリメンバー的ではあるんですけど、カッコつけてほしい。そこにこだわってほしいんです。カッコつけようとしたら生き生きするしかないじゃないですか。そこが大事ですよね。スカした野郎でいてほしいんです。
少しずつ若い人も来てくれるようになりましたけど、まだ来たことない人にも来てほしいですね。最近、都内では日中のディスコイベントとかもあるんです。店内は暗いんで昼でもいいんですよね。日中スタートで20時に終わったりするんですよ。ピアノマンでも日曜日とかにデーイベントを打ってみると面白いかもしれないと思っています。

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“いま”を生きる人へ。“いま”の生きた情報を。

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ふとした拍子にやんなっちゃったり。

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